よくある失敗事例

　 よくある失敗例としては、会社名と電話番号と定休日を延々と流すようなパターンです。
また、何かを流したあとに必ず会社名と電話番号を入れるのもやめた方が良いと思います。流している時間がもったいないですし、会社名は大抵、店名の看板に書いてあることが多いので必要ありません。
フリーダイヤルにしても、走っている車の中から書き留めるのは困難です。それよりも、商品名や店名を流して検索してもらった方が良いとお伝えしています。
しかしご年配の方は、「○○株式会社まで絶対入れる。」とおっしゃる方が多くございますので、無理強いはせずに、会社名を流すようにしています。
また、営業時間だけでなくラストオーダーまで必ず入れてほしいという方もいらっしゃいます。入れないとお客様からお叱りがあるのでは、という不安があるようです。たしかにそういったお気持ちも分かりますが、「そういった部分をあまりシビアに考えずに、もう少し違う方法でアピールした方が良いですよ。」とお伝えしています。
看板を見ている何秒かの間に営業時間や会社名だけ流れても、そこが何屋かわからないのでは意味がありません。ＬＥＤ電光看板の内容のどの部分を見ても、何屋さんなのか分かってもらえるような文言にするのが望ましいです。
　わかりやすい例として、居酒屋さんでしたら店名は入れません。代わりに、ここに居酒屋があるということをアピールします。ただ、居酒屋さんも数多くあるので、例えばお昼は「海鮮丼580円」など、メインのランチをめいっぱい流します。夜になったらタイマーをセットし、「ディナータイムで生ビール○円」など、他に負けないようなものを1、2個表示するのがいいでしょう。
どこにでもあるようなものを流してもしょうがないですし、それはお店の前でメニューなどを見て知って頂いたら良いわけです。看板はあくまで、「あそこは安そうだから行ってみよう。」「こんなお店がここにあるんだ。」などと来てもらうきっかけを作るものです。まずはどの情報を流すのが1番大事なのかを考えましょう。
また、なんでもかんでも欲張って入れてしまうと、長い文章が延々と流れる事になります。実際そういったお店はよく見かけますが、誰も20秒も30秒も立ち止まって看板を見てはくれません。いかに短時間で、そこに何があるのか、自分に興味がある店なのかを判断してもらうための材料を提供した方が良いです。もちろん、強いご要望がおありの場合はその通りにさせていただきます。

位置についても、手前のお店の看板で隠れてしまっているお店や、両面なのに並んでしまって片面しか見えていない看板も街中でたまに見かけます。そういった場合は、1メートルでも上に上げたりずらすことで、目立つようにする。常にターゲットから自分のお店のLED電光看板がどのように見えているかチェックすることが重要です。